高松塚古墳を冷やして保存する?
形あるものはいつか壊れるという決まりもありますが、
この遺跡が発見後、戻して保管していたつもりなのに、
こうも急激に悪化させてしまったのは、20世紀の考古学の
失敗だったと思います。
そのままの形で後世に残すのは不可能の判断のもとに、
解体修復を行う予定。 なんとか残せることを願います。
しかし、発掘された時に高湿度だったのに、一度今の外気に触れた
ことや、人が調査の為に入ったことなのでしょうか、こんなに早く
カビが繁殖したりで劣化させてしまうなんて・・・。
補足 展示会で不思議に思うこと。
エジプトの2000年以上前の遺物に彩色がしっかり残っている。
日本の場合は400年程度でもかなり難しい。
色素・顔料が違うにしても、 湿度の差が褪色や劣化に
とって重大な要因なのかな? と思ってます。
温度や日光は日本の方が少ないですから。
参照記事:
高松塚古墳を冷やせ カビ・虫抑止へ冷却管設置
(http://www.asahi.com/culture/update/0711/011.html)
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